ロバート・クビカは奇跡のような回復を見せていると友人が語った。クビカは2月にラリーで重傷を負い、現在F1復帰を目指してリハビリ中だ。
クビカの友人で、ポーランドのRzeczpospolita紙に記事を書いているミコラジ・ソコルが、事故直後にはこれほど回復するとは想像できなかったと述べたとSPEEDが報じた。
「彼の今の状況は奇跡だ」とソコルはsport10.atに対してコメントしている。
「半年近く前、ピエトラ・リーグレ(の病院)で手術後の彼を見た時には、今のような状態は予想できなかった」
報道によると、クビカはすでに補助なく歩くことができており、今月中に肘の機能を向上させるための手術が予定されているということだ。
ソコルはクビカの回復したいという意思は驚くほど強いと述べた。
「鎮痛剤を打たれて病院のベッドに横たわり、弱っている状態ですら、彼はジョークを言おうとした」
「一瞬でも時間があれば、体の中の動かせる部分のトレーニングをしていた」
「ベッドから離れることが許可された時には、どんな激しい痛みにも耐え、できる限り右足に重心をかけようとした」
2009年シーズン前に足を骨折したマーク・ウエーバーは、自身のリハビリの経験をポーランドのportal onet.plに対して次のように語っている。
「(リハビリには)本当にフラストレーションがたまる」
「3日前進しても、次の3日には全く成果が出なかったりする。日々のエクササイズは退屈だ。レンガをひとつずつ積み上げて、大きな壁を作ろうとしているようなものなんだ」
クビカがいつF1に復帰できるのかを見極めるため、秋にルノーチームがプライベートテストを行う予定だと先月報じられた。