ルノーが2011年にキミ・ライコネンと契約することを検討しているとの報道が先月流れたが、同チームとの契約更新が発表されたばかりのロバート・クビカが、ライコネンがもしチームメイトになるなら歓迎すると発言した。
今年はF1を離れてWRCに参戦しているライコネンが、来年はF1にカムバックするのか、WRC活動を継続するのかに、関心が集まっている。
イギリスGPを前にした木曜、クビカは、ライコネンと組むことについてどう思うかと聞かれ、次のように答えたとロイターが報じている。
「いつも言っているけど、僕はチームメイトについては(誰であっても)全く問題ないんだ」
「キミが僕らのところに来るというのであれば、それはとてもいいことだ。彼は才能のある素晴らしいドライバーだと思うからね」
「彼と僕のドライバーラインナップになったら、それはとても素晴らしいけれど、将来どうなるのか、来年僕のチームメイトは誰になるのか、僕は知らないんだ。まだそういう話をするのは早いと思う」
「今のF1では、チームにふたり優れたドライバーがいる方がずっといい。ふたりでチームを助け、互いに助け合える。(シーズン中に)テストができないので、金曜のとても限られた走行時間の中で、信頼できる情報やデータやフィードバックを提供してくれるドライバーがいれば、僕自身もかなり助かる」
「もちろん、ふたりの強力なドライバーふたりが組むことにマイナスの要素はないと思う」
ルノーは2012年末までクビカとの契約を延長したことを最近発表した。現在チームメイトを務めているのはルーキーのビタリー・ペトロフで、ルノーはペトロフがクビカの合計ポイント数の25パーセント以上を獲得した場合に限り、契約を更新することになっているといわれているが、現時点ではペトロフはその目標値を達成できていない。