ラリーで重傷を負い、現在療養中のロバート・クビカが、自分はとてもラッキーであると述べ、長く厳しいリハビリへの意欲を示した。
La Stampa紙の報道としてMotorsport.comが伝えたところによると、彼が入院するサンタ・コロナ病院の脊髄科の責任者、アントニオ・マッソーネは次のようにコメントしたという。
「これからいくつもの出来事を乗り越えなければならない。彼の今後の道のりは長い」
「1カ月は感染症の危険性がある。彼の場合のように骨が45分むき出しになると、細菌からの攻撃を受ける。そのため我々は抗生物質をつかって対処する必要がある」
しかし彼はクビカは非常に立派であると述べている。クビカのマネージャー、ダニエル・モレリは、クビカがドライバーであることがよい患者になるために役立っていると考えている。
「医師や理学療法士は、彼にとってはルノーのエンジニアのようなものなのだ。最善の結果を出すために、マシンを調整し、モディファイし、修正するエンジニアと同じだ」
イタリアのメディアは、クビカの手の機能が再び走れるレベルまで回復するかどうかは、少なくとも3カ月がたたないとはっきりしないと報じている。
しかしクビカ本人は前向きな発言をしている。
「自分がいい状態ではないことは分かっている。でも自分はすごくラッキーだと思っているんだ」
「僕はこれから長く厳しいリハビリに臨む。でもそれについては心配していない」