ルノーのサードドライバーであるロメイン・グロージャンが、シンガポールGPの金曜フリー走行でニック・ハイドフェルドのマシンを走らせるのではないかとの報道がなされている。
F1SAがイタリアのAutosprintの報道として伝えたところによると、シンガポールの金曜フリー走行1回目に、グロージャンはハイドフェルドに代わって参加する見込みだということだ。
ハンガリーGP金曜にはブルーノ・セナがハイドフェルドのマシンを走らせている。次のベルギーとモンツァでもセナが金曜に走行し、その次のシンガポールでグロージャンが乗るのではないかとAutosprintは報じている。
Le Journal du Dimancheなどフランスのメディアは、チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、グロージャンを今季終盤にハイドフェルドの代わりにレースに出場させることを検討していると伝えた。グロージャンは現在GP2でポイントリーダーとして戦っており、同シリーズはシンガポールGPの前のモンツァで終了する。
ルノーのチームオーナー、ジェラール・ロペスは、グロージャンを来季F1に復帰させる意向を示している。グロージャンはロペスが率いるグラビティ・スポーツ傘下のドライバーだ。
「2009年、問題を抱えたチームにおいて、フェルナンド・アロンソのチームメイトとして彼を走らせたのはある人物(フラビオ・ブリアトーレ)の明らかなミスだった」とロペスが述べたとToile Formula 1が報じた。
「GP2で証明してみせたように、ロメインはF1で走る準備ができている。彼はF1での2度目のチャンスを来年得る価値があるドライバーだ」
「我々は彼のためにシートを見つけようとしている。数チームと交渉を行っている。実際はまだ定まっていないシートがいくつかあるのだ」
「ロータス・ルノーGPの可能性ももちろんある。しかしロバート(・クビカ)が来年戻ってくる可能性もある」
「もし彼が復帰しない場合、ふたつの選択肢がある。ひとつは、ビタリー(・ペトロフ)のチームメイトに経験あるドライバーを起用することだ。しかし契約を結んでいない経験あるドライバーはあまり残っていないが」
「もうひとつの選択肢は若手で、ロメインが理想的だ。彼はグラビティのドライバーだからね」