2013年F1アブダビGPの金曜プラクティスで、ケータハムのシャルル・ピックは19位/21位、ギド・バン・デル・ガルデはFP2で19位、ヘイキ・コバライネンはFP1で20位だった。
■ケータハムF1チーム
シャルル・ピック フリー走行1=19位/2=21位
FP1は、特にコーナーの進入時にクルマのフロントの強さを下げる作業に終始した。エアロバランスはすごくよかったが、クルマは僕にとってあまりにもポインティな状態で、リヤを改善してもセッションを通じて本当に満足できるバランスは得られなかった。
FP2では温度が下がり、バランスはFP1よりよくなかった。フロントタイヤに熱を入れることにも苦労したため、FP2は予選と似たようなコンディションなので、パフォーマンスランでこの問題を確認した。
オプションを履いての走行ではタイヤの温度がかなり早く上がり、フロントには簡単に熱が入ったが、全体的なバランスはまだ多少アンダーステア寄りで、特にコーナーの入口と中間ではそれが顕著だった。
ロングランでフロントウイングを足してみたが、フロントを温めるのにまだ問題があった。
全体的にクルマはアンダーステアで、ブレーキスタビリティにいくつかの問題があったので、今夜この問題を詳しく見ていき、明日までに修復したい。
ギド・バン・デル・ガルデ フリー走行1=-位/2=19位
FP2でクルマに戻り、最初の走行からすごくいい感覚だった。リヤが激しくロックし、高速でマシンが安定していなかったが、全体的にはOKだった。
最初にミディアムタイヤで何回か走行し、その後パフォーマンスランのためソフトを履いた。クルマは全体的にすごく安定している感じだった。
ブレーキング時にリヤがロックしていたのでフロントエンドをもう少し強くしたかったけれど、ソフトタイヤでの走行時にいくつか変更を加えた結果、いいフィーリングになった。自己最速ラップはまずまずだったが、予選ではもっとタイムを伸ばせることは分かっているし、特にフロントエンドを改善できればさらに上げられるだろう。
ロングランはオプションで走行した。フロントタイヤが冷えてしまいアンダーステアが出たが、走行の終盤にはいい状態に戻り始めた。リヤは走行を通してとても一貫性があったので、レースに向けていくつか面白い戦略の選択肢をもたらしてくれそうだ。
ロングランでプライムを試していないが、シャルルがテストしたので、今夜彼のデータを確認する。そうすれば明日前進できると思う。
ヘイキ・コバライネン フリー走行1=20位/2=-位
全体的にクルマは走り始めはあまりいい状態ではなかった。ブレーキングとターンイン時はやや危うい感じで、タイヤはすぐにたれ始めてしまい、それがハンドリングに影響した。
いくつかの変更を加えた結果、3回目のランまでにはバランスを大きく向上させることができた。セッション終わりまでにかなりニュートラルな状態になったが、その頃にはタイヤが完全にだめになっていたので、それ以上多くを学ぶことはできなかった。
でも、全体的にはいいセッションだったし、アブダビで再びチームを助けるために貢献できてよかった。