BMWザウバーは4日、メキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスと2011年のドライバー契約を結んだことを発表した。これで来季のザウバーは、小林可夢偉とペレスという若いコンビになることが決まった。
ザウバーは、今回の発表のなかで、来季のペレス起用に加え、メキシコの大手通信企業テルメックスとパートナーシップを結んだことも発表している。
このテルメックスは、メキシコの億万長者といわれるカルロス・スリム氏が所有する企業で、今シーズンもGP2シリーズでペレスのチームをサポートしていた。
今回、ペレスの起用を決めたペーター・ザウバー代表は、小林可夢偉との新たなドライバーラインアップが強力なものになるだろうと期待している。
「セルジオはここ数年にわたり、上昇カーブを描きながら成長を続けてきた。昨年の彼はコース上でファイティング・スピリットを示すとともに、F1にステップアップできる準備が整っていることを証明して見せた。彼とともに働けるのを楽しみにしている。セルジオ・ペレスと小林可夢偉のペアが非常に強力な組み合わせになると確信している」
チームは、パートナー契約を結んだテルメックスのロゴが来るべきシーズンでザウバーのマシンにおいて重要な存在になるとも述べている。