ザウバーF1のチームプリンシパル モニシャ・カルテンボーンは、2014年はあまりにも予測しづらいシーズンであり、シーズン前テストが終わるまではチームの具体的な目標を明らかにすることはできないと語った。

 ザウバーが2014年型マシンC33・フェラーリを発表した26日、カルテンボーンは、レギュレーション変更に伴いマシンが大きく変わるため、各チームの競争力は全く予想できず、今季の目標を定められるのは、早くてもシーズンオフテストが終了した後であると述べた。

 2013年、ザウバーはシーズン前半は苦戦、後半に前進し、ニコ・ヒュルケンベルグが韓国GPで4位を獲得、イタリアGPでは3番グリッドからスタートするなどの活躍をしたが、最終的にはランキング7位にとどまった。

「昨年は大変厳しい年でした」とカルテンボーン。
「特に前半は苦労しましたが、後半には大きく前進することができました。この時期にたくさんのことを学ぶことができ、それを新しいシーズンに役立てるつもりです」

「技術規則に根本的な変更がなされたため、今の段階で予測をするのは不可能です。これまで以上に予想ができず、冬季テストを終えて初めて、ようやくチーム間の序列が見えてくると思います。ですから、その時初めて、私たちは2014年の目標を明らかにします」
「でも毎年そうであるように、選手権ランキングのポジションを上げることを目指していくつもりです」

「ひとつ確かなことは、信頼性が最も重要であるということです。特にシーズン序盤には信頼性は不可欠です」

 カルテンボーンは、新たに加入したエイドリアン・スーティルと、昨年ザウバーでF1デビューを果たしたエステバン・グティエレスのペアに大きな期待を抱いている。

「今年、とてもエキサイティングなドライバーラインナップをそろえることができました」

「エイドリアンには以前から注目しており、9月から話し合いを行っていました」
「だからこそ、彼を乗せることになり、本当に喜んでいます。彼は幾度となく速さを発揮し、F1で7年目のシーズンに入るドライバーであり、経験も十分です。技術的変化が広範囲にわたる年であることを考えると、このアドバンテージは決して小さなものではありません」

「エステバン・グティエレスのことは、昔から才能あるレーシングドライバーであると評価してきました。彼とチームは数年前からつながりを持っており、彼のことは非常によく知っています」
「昨年、彼は序盤は苦労しましたが、徐々に進歩を成し遂げていきました。チームにとてもよくなじんでいますし、彼はこれまでの経験をいい結果につなげることができると信じています」

 ザウバーは今年、ギド・バン・デル・ガルデをテスト&リザーブドライバーに、セルゲイ・シロトキンをテストドライバーとして採用している。

 

本日のレースクイーン

木村楓きむらかえで
2025年 / スーパーGT
2025 KOBELCO GIRLS
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

  • auto sport

    auto sport 2025年7月号 No.1609

    【特集】LE MANS 2025
    “史上最混戦”の俊足耐久プロト頂上決定戦

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円