ザウバーのチームプリンシパル、ペーター・ザウバーは、次戦、万が一セルジオ・ペレスが欠場せざるをえなくなっても、リザーブドライバーのエステバン・グティエレスを走らせることはないと述べた。
モナコGPで大クラッシュを演じたペレスは、カナダGPのフリー走行1回目で走った後、体調が万全ではないことが明らかになり、昨年ザウバーで走り、現在マクラーレンのリザーブドライバーを務めるペドロ・デ・ラ・ロサが代役を務めた。
ザウバーは、次のバレンシアではペレスは出場できると確信しているが、万が一無理でもグティエレスを走らせるつもりはないと語った。
なぜリザーブドライバーのグティエレスを走らせないのかという問いに対して、ザウバーは次のように答えている。
「そういう質問が出るのは理解できるが、少し考えればすぐに分かるはずだ」
「我々は彼(グティエレス)に対して責任があり、彼とは複数年の契約を結んでいる。彼をゆっくりとF1の世界に導いていくことが重要だ」
「(カナダで)彼を走らせるというのは完全に間違ったことだ。全く意味がない。彼はGP2に集中しなければならない。それは簡単なことではないし、GP2で進歩しなければならない」
バレンシアでペレスの体調がよくなかった場合は再びデ・ラ・ロサが乗ることになりそうだが、ザウバーはペレスが出場できると確信しているという。
「(代役のことは)考えていない。セルジオは走れると思う」