7度の世界チャンピオン、ミハエル・シューマッハーは、3年前に引退したことを少し悔いていると述べると共に、復帰の可能性を完全に否定したりはしないと再び発言した。

 シューマッハーはF1で16年にわたって戦い、数々の記録を打ち立てた末に2006年をもって引退した。今年夏にフェリペ・マッサの代役としてF1に復帰することがいったんは決まったものの、2月に負った首の怪我がF1走行に耐えられる状態ではないことがわかり、今季F1復帰を断念した。
 しかし今回の復帰話がシューマッハーの闘争心に火をつけたようで、フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモロも2010年には3台のマシンを走らせ、マッサとフェルナンド・アロンソに加えてシューマッハーも乗せたいと述べている。3台体制の可能性はF1商業権所有者であるバーニー・エクレストンがはっきり否定しているものの、シューマッハーには復帰の意思がなくもないようだ。

「今年中に首の怪我は治り、またドライブできる状態になるだろう」とシューマッハーはデア・シュピーゲル誌のインタビューで述べている。
「誰に対しても、自分自身に対してさえも、何も証明する必要はないがね」
「3年前に引退したことをまだ少し後悔している。カムバックはしないとはっきり発表するような理由は全くない。今の生活は幸せだが、数カ月後、あるいは1年後に何が起こるか、誰にも分からない」

 シューマッハーは今年北京で行われるレース・オブ・チャンピオンズに出場することを決めている。2010年には再びバイクのレースにスポット参戦を行う可能性があるようだ。インターナショナル・ドイツ・モーターサイクル選手権にシューマッハーが参戦するというウワサに対し、マネージャーのウィリー・ウエーバーは可能性はあると認めたものの、KTMモータースポーツアドバイザーのハインツ・キニガドナーは、フル参戦はしないだろうと述べている。
「我々としては彼にフルシーズンのオフィシャルライダーになってほしいのだが、彼がそれを望まなかった。1シーズンを通してレースをするストレスにさらされたくはないということだった」

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