昨年限りでF1を引退したミハエル・シューマッハーが、今年もレース・オブ・チャンピオンズ(RoC)に出場することが決定した。
シーズン終了後、世界のトップドライバーや2輪ライダーが集まり、同じマシンを使用してその腕を競い合うRoC。今年は、12月14~15日の日程で、昨年に引き続きタイ・バンコクで開催される予定となっている。
シューマッハーとセバスチャン・ベッテルからなるチームドイツは、国別対抗戦のRoCネイションズカップにおいて、2007年から6連勝を挙げている。自身のラッキーナンバーである“7”勝を達成するまではRoC出場を続ける意向を示していたシューマッハーだが、今年の出場が正式に決定した。
出場決定にあたり、シューマッハーは次のように語っている。
「残念ながら、もちろん僕らはもう1度勝ちたいと思っている」とシューマッハー。
「少なくとも僕にとっては、今年で7度目のタイトルになるだろうということが、レースをさらに楽しみなものにしているんだ。RoCネイションズカップでの強力なチーム・ドイツのために準備しているよ」
「今年、僕はまだ多くの時間を4輪に費やしているんだ。もちろん、F1ではないけどね。昔からの趣味であるカートにまだたくさん乗っているし、メルセデスAMG SLS GT3のドライビングはとてもいい経験になった。週末ごとにレースをしていた頃とは全然違うけれど、まだかなり慣れてはいるよ」
「僕はいつも、リラックスした雰囲気のなかで他のドライバーたちとともにレース・オブ・チャンピオンズを楽しんでいる。結局それが、いつも僕が(このイベントに)帰ってくる理由なんだ」
昨年は、ロメイン・グロージャンやセバスチャン・オジエ、トム・クリステンセン、ライアン・ハンター-レイらが登場したRoC。シューマッハー以外の今年の出場ドライバーについても、随時発表になっていくということだ。