“バーコード”カラーリングがタバコブランドのサブリミナル広告であるとの指摘に対し、フェラーリは6日、問題のカラーリングを変更すると発表した。
先月末、フェラーリのカラーリングとして付されているバーコードが同チームをスポンサードするフィリップ・モリス社の主要銘柄「マールボロ」を連想させると欧州公衆衛生委員のひとりが指摘、フェラーリがタバコ広告法に反しマールボロをサブリミナル効果を利用してブランディングしているのではないかと問題視していた。
これに対し当のフェラーリはすぐにそれを否定するコメントを発表したが、ヨーロッパラウンド初戦のスペインGPを前にマシンから“バーコード”を取り除くことを決めた。ただしフェラーリは発表した声明のなかでもサブリミナル広告を認めてはおらず、今回の問題を「馬鹿げた話題」と切り捨てている。
「我々はフィリップモリス・インターナショナルと協議した結果、スペインGPからマシンのカラーリングを変更することを決めた。この決定はタバコブランドとの関連性を全く意図しない、いわゆるバーコードを巡るさまざまな推測を一掃するために下されたものだ」
「我々はこれによって今回の馬鹿げた話題に終止符を打ち、根も葉もない疑惑よりももっと重要な事に集中したいと考えている」