10月3日～5日にタイ・ブリーラムのチャーン・インターナショナル・サーキットで開催されるスーパーGT第7戦。明日からの走行に向けて準備が行われている2日、サーキット外周を回り、各スタンドからの眺めをチェックしてみた。

　今回のレースがこけら落としとなるチャーン・インターナショナル・サーキット。グランドスタンドのほかに、サーキットには5カ所の特設スタンドが設置されているが、今回はその各スタンドを徒歩で回ってみた。

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　まずはグランドスタンドから。メインストレートだけでなく、最終コーナーや1コーナーへの進入も見えるほか、前方の列ではピットの様子も間近に見ることができる。どちらかというと最終コーナー寄り～メインストレート中ほどあたりまでスタンドが設置されているため、最終コーナー側に座ればブレーキングから立ち上がりまで、しっかりと見ることができそうだ。また、上段に登ればインフィールドとなる4コーナー～7コーナーも見える。

　続いて、グランドスタンド裏からドラッグコース外周をぐるっと周り、1コーナー手前にある駐車場を抜ける。そこから先の外周路は未舗装となっていたが、レースウィーク中はシャトルバスが出るようなので、基本的には歩く必要はなさそう。

　1コーナーから先は3コーナーまでほぼストレートだが、その半ばあたりに、少しだけカーブしている2コーナーがある。その手前にあるのがメルセデスベンツ・スタンドだ。かなり大きなスタンドで、段数は21段。ちなみに、メインスタンド以外はイスは設置されておらず、各ステップにそのまま座る形のスタンドだ。

　このメルセデスベンツ・スタンドでは、1コーナー立ち上がりから2コーナーを抜け、3コーナーに向かっていく走りを見ることができそう。上段に座れば3～4コーナー間のストレートや、8コーナーあたりも見えそうだ。また、2コーナー側の上段では、3コーナー入口も見えた。

　1～3コーナーのストレートエンド側にあるのは、ハローバンコク・スタンド。ここは5段ほどの低いスタンドだが、横に長く連なっている。1コーナーの立ち上がりは見えないが、ヘアピンとなっている3コーナー入口がよく見える。上段ならば、ヘアピンからの立ち上がりも見えそうだ。

　ヘアピン外周を回った先にあるのが、GU12スタンド。ここも5段ほどの低いスタンドが比較的長く連なっている。ヘアピン寄りの場所ならば、その進入～立ち上がりがよく見える。4コーナー側の端でも、バナーで少し見づらいものの、ヘアピン進入～立ち上がりを見ることができる。ストレートの先にある4コーナーはほとんど見えなかったが、1〜3コーナーのストレートは見えた。ちなみに、このスタンドのすぐ裏手は住宅街のようになっている。

　GU12スタンドを過ぎて左に90度に曲がると、すぐにBURIRUM BE BALLINスタンドがある。ここではインフィールドを抜けた先の8コーナーと、最終コーナー方向に向けて続く9コーナーを見ることができる。8コーナー寄りの上段ならば、7コーナー立ち上がりも見えそうだ。ここは他の特設スタンドとちょっと作りが違うが、ステップは7段となっていた。

　そして最後は、最終コーナー手前にあるキングパワー・スタンド。最終コーナー手前150メートル付近からコーナー直前まで続いており、メルセデス・ベンツスタンドと同じく21段のステップがある。高速コーナーの10～11コーナーを抜け、最終コーナーへの進入、そしてストレートへの立ち上がりも見える。コーナー直前までスタンドがあるため、最終の進入からストレートの立ち上がりまでを間近に見ることができる。また、最下段はかなりコースに近いため、迫力もありそうだ。

　そこから最終コーナー外側をぐるっと回ると、再びメインスタンドだ。今回の所要時間は写真の撮影なども含めて2時間ほどだったが、コースの起伏がほとんどないため、あまり疲れずに歩き続けることができた。

　ただ、スタンド間にはクルマが通るとほとんど歩けるスペースがない箇所などもあり、シャトルバスが走っている日は歩くと逆に危ないかもしれない。なお、各特設スタンド付近には、飲み物を販売するテントと、簡易式のトイレが設置されていた。