2016年のダカールラリーは12日、ベレンを周回するデイ10が行われたが、参加者に危険が及ぶほどの猛暑に見舞われたため、大会主催者は第2コントロールポイントでステージを中断した。ステージトップタイムはカルロス・サインツ(プジョー2008DKR16)が記録し、総合でも首位に浮上している。

 デイ10は396km(SS距離285km)のルートが予定されていたものの、気温が42度と予想以上に高く、特に二輪部門のライダーに危険が及ぶほどの酷暑に見舞われた。そのため、大会を主催するアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)は「ステージ全域で最大限の安全を確保するために、第2コントロールポイントでレースを終了する」と発表した。

 前日のデイ9で今大会初のステージ優勝を果たした15年王者ナッサー・アル-アティヤー(ミニ・オール4レーシング)は、第1コントロールポイントで後続に対し10秒のギャップを構築する速さをみせる。しかし、その後タイヤが2本同時にパンクするアクシデントがあり、最終的にステージ5位でデイ10を終えている。

 一方、今大会で圧倒的とも言える強さを発揮しているプジョー勢は第1コントロールポイント通過時点で、ステファン・ペテランセル(プジョー2008DKR16)がアル-アティヤーと2分差、サインツが3分差をつけられ序盤は苦戦。しかし、その後サインツはペースを取り戻し、ステージが中断された第2コントロールポイントを僅差でトップ通過。デイ7に続き、今大会2度目のステージ制覇を達成した。ペテランセルはパンクなどのトラブルにより9分12秒遅れのステージ7位に終わったため、今大会初日にエンジントラブルで大きく出遅れたサインツが総合首位に躍り出た。ステージ2位にはエリック・バン・ルーン(ミニ・オール4レーシング)が続き、ステージ3位はヒルボネンとミニ勢がつけている。

 サインツに総合首位を奪われたペテランセルだが、総合2番手のポジションは死守。しかし、デイ9で燃料補給違反を犯した可能性があるとして調査が行われており、調査結果によっては大きく順位を落とす可能性がある。首位サインツから14分38秒差の総合3番手にはアル-アティヤーが続いている。

 前日、マシンが横転するクラッシュを起こし1時間以上タイムを失ったセバスチャン・ローブ(プジョー2008DKR16)はデイ10でも苦戦。砂丘に4度マシンがスタックしたほか、ドライブシャフトの交換も強いられ、再び1時間以上をロス。トップから2時間16分54秒遅れの総合13番手まで順位を落としている。

 四輪市販車部門での3連覇に挑む日本のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーは、ニコラ・ジボン/ジャン・ピエール・ギャルサン組はクラス首位と21分25秒差のクラス3番手へ浮上したほか、三浦昂/ローラン・リシトロイシター組も前日からひとつ順位をあげクラス5番手となっている。トラッククラスの日野チーム・スガワラ勢は、菅原照仁/杉浦博之組519号車が総合15番手、菅原義正/高橋貢組528号車は総合36番手につけている。

 デイ11はベレン~ラ・リオハ間763km(SS距離278km)が行われ、整備された道路ではなく、荒れ地や砂漠といった“ダカールらしい”ルートが予定されている。ダカールラリー2016のデイ10ハイライトはJ SPORTS 3で22時~22時30分に放送される予定だ。

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