フェラーリの会長であり、フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)会長でもあるルカ・ディ・モンテゼモロは、フェラーリは、F1を去った場合、ル・マン24時間レースに挑戦する可能性は十分あると語った。

 12日に発表されたエントリーリストには、FOTAメンバーの中でフェラーリ、レッドブル・レーシング、スクーデリア・トロロッソが、彼らの意思に反して“無条件”のエントリーの扱いとされ、残り5チームは条件付きのエントリーとなっていた。モズレーは、条件についてさらに協議するようチームに1週間の猶予を与えた。

「今の状況は何らかの形で解決するはずだ」とのディ・モンテゼモロのコメントが、ロイターによって報じられている。
「我々が続けていきたい性格でのF1でレースをするか、さもなければ他の代替案がある」
「FIA内部にも、状況を理解している、責任ある人々がいるはずだ。しかしもし必要なら、大手マニュファクチャラーは代替となる世界選手権を組織する用意がある」

 フェラーリは、ル・マン24時間レースに復帰する可能性もウワサされている。ディ・モンテゼモロは、今年のル・マンに訪れ、スタートでフラッグを振る役目を担った。
「フェラーリがル・マンに出場するかって?」とディ・モンテゼモロ。
「いいじゃないか。もしF1でレースに出ないなら、それはひとつの選択肢になるだろう。フェラーリとこの24時間レースとの間には、歴史的なつながりがある。私はレースのスターターとしてここに来られたことを嬉しく思う。このレースの持つクリーンなコンペティションというスピリッツを私は賞賛している」

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