スクーデリア・トロロッソは現在のドライバー、セバスチャン・ブエミとハイミ・アルグエルスアリのふたりを2011年も継続して起用することを、チームプリンシパルのフランツ・トストが明らかにした。
「我々のドライバーは、他の大多数のドライバーと比べるとF1での経験が少ない」とトストは認めた。
「したがって、彼らは1戦1戦で走行時間を重ねていき、シーズン後半には進歩が見られると期待している」
「これは特にアルグエルスアリに言えることだ。彼は2009年(シーズン途中)にデビューを飾ったが、ハンガリー以降は昨年走ったことで得た知識を利用することができるだろう。韓国以外のコースはすでに知っているからだ。今後彼らのドライビングが向上するだけでなく、理解とエンジニアリングフィードバックも進歩するはずだ。これは我々がパッケージを最大限利用するために非常に重要だ」
「私は、我々のドライバーたちは2011年に向けて十分準備が整った状態になると信じている。だからこそ、来年の彼らの起用を決めたのだ。スクーデリア・トロロッソの重要な役割のひとつは、レッドブル・ヤングドライバー・プログラム出身の若手ドライバーを育てることであり、21歳と20歳のセブとハイミは適切な基準を満たしている」
ブエミにはルノーなど他のチームも関心を持っているといわれていたが、彼は2011年、トロロッソでの3年目のシーズンを迎えることになった。アルグエルスアリは、2009年のシーズン途中でセバスチャン・ブルデーに代わってトロロッソのレースシートを得てF1にデビューしており、来年は2年目のフルシーズン参戦になる。