2015年のドイツGPが正式にキャンセルされたことをFIAが発表した。同グランプリが開催されないのは1960年以来となる。
近年のドイツGPはホッケンハイムとニュルブルクリンクで交互に開催されており、今年は後者の番だったが、財政難からオーナーが変わり、その新オーナーとの契約交渉がまとまらなかった。代わりにホッケンハイムで開催すべく、F1商業面のボスであるバーニー・エクレストンが交渉を行っていたものの、今週、ホッケンハイムの責任者が今季のドイツGP開催を断念したと語っていた。
20日、FIA世界モータースポーツ評議会会合が開催され、2015年F1カレンダーの変更が発表、ドイツGPが正式にキャンセルされたことが明らかになった。「CRH(商業権所有者)とプロモーターが合意に達しなかったためドイツGPは中止された」とのただし書きと共に、今季は全19戦となることをFIAは発表した。
7月19日開催予定だったドイツGPが中止されたことで、7月のイギリスGPとハンガリーGPの間に3週間のインターバルができることになる。