ニコ・ヒュルケンベルグは、ザウバーが本当に不振から抜け出しつつあるかどうか、判断を下すのはもう少し先まで待ちたいと語った。
ザウバーは今年、リヤのバランスの悪さに苦しみ、第9戦終了時点で7ポイントしか獲得しておらず、ランキング8位に沈んでいる。
しかし前戦ドイツGPでは、ヒュルケンベルグはいいパフォーマンスを見せ、予選Q3に進出、10番グリッドから10位入賞を果たした。
これによってザウバーが問題を解決しつつあるとの見方もあるが、ヒュルケンベルグは、サーキットの特性が関係しているかもしれないと、慎重な考えを示している。
「ニュルブルクリンクで僕らの競争力が比較的高かったのには、いくつか別の理由があるかもしれない」とヒュルケンベルグ。
「僕らは実力で1ポイントを獲得した。もっといい結果を出せた可能性もある。でもニュルブルクリンクは(好調だった)上海と同じ、リヤタイヤよりもフロントに大きな負担がかかるタイプのサーキットだ」
「僕らのパフォーマンスはそれと関係しているのかもしれない。あと2戦ほど戦ってみるまでは、本当の答えは分からない」
ハンガリーGPが行われるハンガロリンクは以前はリヤタイヤへの負担の大きなサーキットだったが、昨年はピレリタイヤの影響でフロントへの負担が大きくなった。
しかしハンガリーからピレリは新しいタイヤを持ち込み、それによって何らかの変化が出る可能性もある。