GP2とF3でチームを運営しているニコラ・トッドが、F1が大幅なコスト削減を実現するなら、F1参戦を考えると発言した。

 フェラーリで活躍したジャン・トッドの息子であるニコラは、GP2とGP2アジアのARTグランプリ、F3ユーロシリーズのASMフォーミュラ3でそれぞれ成功を収めており、来年スタートするGP3シリーズへの参戦も考えている。昨年レッドブルのディートリッヒ・マテシッツがトロロッソの売却を考えていることを明らかにした際、トッドは買収者候補としてウワサされていた。彼はフェリペ・マッサとセバスチャン・ブルデーのマネージャーとしても知られている。

「この仕事をしていれば、当然夢は常にF1だ」とトッドはGPWeekのインタビューに答えて語っている。
「F1とGP2のギャップはとても大きい。しかしコストが劇的に削減されるなら、(F1への参入を)検討するだろう。結局はF1は情熱でありスポーツであるが、同時に利益をもたらすものでなければならない。ビジネスを行う際に金を失いたくはないからね」
「でも、F1に参入する場合、僕の目標は生き残ることではない。結果においても経済的な面でも成功を収めることを目指す。最近の(FIAの)決定は、まだ最終決定ではないが、正しい方向性のものであり、今後は自分のチームを持てる可能性がかなり大きくなるだろう。もしこの調子で物事が進み、彼らがその方向性をとるなら、(F1入りを)考えるだろう」

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