ニック・ハイドフェルドは、ルノーのシートを喪失する危機にあるのではないかとのうわさを否定し、自分はいい仕事をしていると主張した。
2月にラリーで大けがをしたロバート・クビカの代役として、ハイドフェルドはルノーF1チームのレースシートを得た。ハイドフェルドはマレーシアで表彰台を獲得したものの、チームプリンシパルのエリック・ブーリエは、彼のパフォーマンスには失望していると発言している。
ハンガリーの金曜プラクティス1回目では、ハイドフェルドはサードドライバーのブルーノ・セナにシートを譲った。また、ブーリエは同じくサードドライバーのロメイン・グロージャンを高く評価しており、今季終盤にハイドフェルドの代わりにグロージャンを走らせるのではないかと推測されている。
しかしハイドフェルドは、自分の将来について心配はしていないと述べている。
「このチームでの自分のポジションに満足している」とハイドフェルドはハンガリーGP前の木曜に語った。
「ブルーノはここで走るチャンスをもらった。エリックはグロージャンはGP2でいい仕事をしていると言ったようだね。でもだからといって彼が僕のシートを獲得するというわけではない」
「ここまで完璧なシーズンを送ってきたとは思わないけれど、いい仕事をしてきたと思う。来年のシートを争う権利を得られるだけのいい仕事をしているのは間違いない。もちろんこれからもプッシュし続け、ベストを尽くす。それでどうなるかだね」