マクラーレンは、アメリカの不動産信託企業グローバル・リース・ネットワーク社から、イギリスのウォーキングにある本拠地『マクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)』を買い戻した。これにより、2021年に合意した長期リース契約を終了した。このことは、この5年間でマクラーレンの財務状況がどれほど改善したかを示す素晴らしい指標と言えるだろう。
2010年代の初め、マクラーレン・グループ全体は深刻な苦境に陥っていた。レーシング部門の業績不振に加え、ロードカー部門でも数年にわたって多額の赤字が続いていたためだ。10年前のマクラーレンはもはやトップチームとは見なされておらず、成績も振るわなかったため、スポンサーを獲得するのも難しかった。こうした状況により、バーレーンの株主たちは損失を補填するため、マクラーレン・グループに多額の資金を投入しなければならなかった。
