2011年F1カナダGPの日曜決勝で、マクラーレンのルイス・ハミルトンはリタイアを喫した。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 決勝リタイア
なによりもまず、ジェンソンに心からお祝いを言いたい。彼は信じられないようなレースをしたし、この勝利にふさわしい。真の偉大なるドライバーが見せた最高のパフォーマンスだ。
チームには申し訳なく思っている。彼らは今週のために本当に頑張ってくれたし、本当なら今日は2台そろってポイントを獲得していたはずだった。
スタートの時点からコンディションはとてもトリッキーだったけれど、僕はとてもいいグリップを感じていたし、コース上にマシンを保つためにベストを尽くしていた。僕のレースペースはすごくよかったと思うし、何の問題もなかった。
マーク(・ウエーバー)が1コーナーへの進入で少し早めにブレーキを踏んだために、彼のマシンに接触した。彼は十分なスペースを残してくれていたけれど、僕は内側の縁石に当たって、アンダーステアになって彼に突っ込んでしまった。
その後挽回し始めた。ジェンソンの後ろに落ちた後、彼は最終シケインへの進入でのブレーキが遅く、きれいに立ち上がれなかった。それで僕は彼にうまく仕掛けることができた。僕としてはピットストレートで彼に半分並んでいたと感じた。でも彼は僕に気付かなかったようで、レーシングラインへの戻っていったんだ。
僕にはスペースがなく、ウォールにヒットしてしまった。もちろん意図的だったとは思っていない。ジェンソンのことはよく知っているけれど、彼はそんなことをする人間ではない。いいやつだからね。
今は次のレースと残りのシーズンに集中するだけだ。バレンシアではトラブルに巻き込まれないよう予選でもう少し上のグリッドを取れるといいね。僕らのレースペースはいいから、次は絶対にうまくやりたいと思っている。