2011年F1インドGPの土曜予選で、マクラーレンのルイス・ハミルトンは2位、ジェンソン・バトンは5位だった。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ルイス・ハミルトン 予選2位
予選のペースで2台のレッドブルの間に割って入れたことは、チームの全員が誇りに思うべきだね。実際、僕は自分の予選パフォーマンスにはシーズンを通して本当に満足しているんだ。どんどん一貫性を身につけていってる。最後のアタックでは最後からふたつ目のコーナーへの進入でほんの0.1秒遅れただけだったんだけど、アタックを中止して明日のためにタイヤを節約することにした。長いレースになるからね。
ペナルティを受けたのは少し不運だったが、それも人生だ。僕らには良いペースがあると思うけど、レースは長い。それでも長く広いストレートと2カ所のDRSゾーンのおかげで、オーバーテイクは他のいくつかのサーキットよりは楽なはずだよ。だから明日、ここで僕らに何ができるかについては楽観的に見ているんだ。
それからラインを外したときに砂埃が舞うのは格好いいなと思う。レースはこうでなくちゃね。コースからはみ出たら、そこは芝と土であるべきなんだ。最後に、主催者に心からの感謝を伝えたい。このサーキットはスムーズで速く、流れも良い。美しいし、実際、設備も素晴らしく、皆がすごく歓迎してくれている。世界でも最高のサーキットのうちのひとつだし、このレースを皆見に来るべきだ。
ジェンソン・バトン 予選5位
午前中はマシンの感触が素晴らしかったのに、午後は特にプライムタイヤで全くグリップが得られなくなってしまった。明日に向けて改善させたいから、それがなぜなのかを解明する必要がある。午後はずっと渋滞に悩まされていた。クリアラップを走るのが難しく、やっと走れたと思ったらすでにタイヤを使いすぎていたんだ。最後のアタックではフェリペ(・マッサ)に追いついた時、彼がグラベルに突っ込んで行くのが見えた。その周は絶対速く走れていたけど、イエロー区間に入ったし、彼のマシンと煙も見えたから少し減速した。そのセクターでは間違いなくタイムをロスしたよ。実際データでは時速14km減速していると出ていた。レースには、今日の午後のマシンではなく昨日のマシンで走れたらと思っている。金曜日の走行中、燃料が多めの状態では力強い感じだったから、明日もそうなるといいね。