ジェンソン・バトンは、フェルナンド・アロンソのチームメイトとしてフェラーリに加入することは考えられないと示唆した。
バトンがマクラーレンを去り、フェリペ・マッサの後任としてフェラーリ入りすることを考えているのではないかとの報道が一部でなされている。これについてバトンがイタリアのAutosprint誌のインタビューにおいて答えたと、SPEEDが伝えた。
2012年シーズンに関してフェラーリと接触したかと聞かれたバトンは、「ええと、そうだね……接触は常にしているよ」と答えた。
「パドックでステファノ・ドメニカリと会うと、いつも挨拶している。でも彼も僕も、僕が来年の契約を結んでいることは分かっている」
「なぜ(フェラーリに関するウワサが)僕に強く集中するのか、全く分からない」
Autosprintから、フェラーリが2013年に向けて彼と契約を結ぼうと努力したことを喜んでいるかと聞かれたバトンは「誰がそんなこと言っているの?」と述べた。
「マクラーレンは大きな成功を収めてきたチームだ。一方で赤いチームもそれは同じだ」
「イタリアの人たちはスポーツ、特にモータースポーツに対して大きな情熱を持っている。でもこのチーム(マクラーレン)が僕が今いるべき場所なんだ。とはいえいつも言っているように、何事も絶対なんてことはないけれどね」
バトンは、今のフェラーリはフェルナンド・アロンソのチームであり、そこに入るつもりはないと示唆した。
アロンソは新しいチームメイトの要求に応えてチームが変わることを許すだろうか、との質問に対し、バトンは「彼に聞いてみるといい。ノーと答えるだろう。彼は許さないよ」と答えた。
「彼はとても頭のいいドライバーだ。パラレルワールドでなら喜んで彼と働くかもね。簡単じゃないだろうけど、極めて頭がよくて手ごわい相手と一緒に仕事をするのは面白いだろう」
「僕は彼(アロンソ)に敬服している。アラン・プロストに敬服しているようにね。彼は優秀な人々を周りにそろえ、素晴らしい雰囲気を作り上げていた」
「フェリペには気の毒だけど、フェルナンドはチーム全員を自分に引き付けていると思う」