マクラーレンのジェンソン・バトンは、今の時点ではルイス・ハミルトンのタイトル獲得のサポートをするつもりはないと語った。
ハンガリーGPでハミルトンは優勝、ポイントリーダーのフェルナンド・アロンソとの差を残り9戦で47ポイントまで縮めた。6位フィニッシュだったバトンは、アロンソから88ポイント離されている。
しかしバトンは、自分が完全にタイトルの可能性がなくなるまでは、ハミルトンを助けるつもりはないとguardian.co.ukに語った。
「自分がトップを走っていたら、優勝したい」とバトン。
「それがドライバーというものだ。僕らのチームにはナンバー1もナンバー2もない。何かするよう頼まれることはないだろう。でも僕にタイトルの可能性がなくなるときが来たら、もちろんチームメイトを助けるよ」
「でもシーズンは長い。そういう段階に来たと思うのはずっと先になるだろう」
「僕はまだ第二集団の後ろで大きく後れをとっている。でもその差を簡単に縮められる可能性はある」
一方、毎戦着実にポイントを取り、2位のマーク・ウエーバーに40ポイントの差を築いているアロンソに追いつくのは簡単なことではないと、バトンは認めている。
「フェルナンドのリードはまだ大きい。2位に40ポイントの差をつけているんだ。彼が毎戦5位でフィニッシュするとしても、ライバルたちは互いにポイントを奪い合う。次の4戦をひとりのドライバーが勝つことはない。彼のリタイアが必要だが、それでも全員が互いにポイントを奪い合うだろう。今年は大勢のドライバーが優勝争いに絡んでいるからね」