2011年F1カナダGPの日曜決勝で、マクラーレンのジェンソン・バトンは優勝を挙げた。
■ボーダフォン・マクラーレン・メルセデス
ジェンソン・バトン 決勝1位
僕のキャリアの中でもベストの勝利だ。今日は僕にとって特別な日になった。最後尾から戦ってトップに上がり、優勝を勝ち取った。コース上でたくさんのマシンをオーバーテイクした。次々と強力なオーバーテイクをしてライバルを打ち負かしてグランプリに勝利しただけに、より一層嬉しい。
コンディションが不安定な中でのレースは常にとてもトリッキーになる。でもコースのグリップを探らなければならない方が、あらかじめ分かっているよりも、僕は楽しいんだ。これ以上はありえないほどの最高の勝利だよ。モンテカルロの後だけにね。モナコでは、優勝が手に入ると一時は思ったのに、最終的に不本意な結果になった。今日は最終ラップでセバスチャン(・ベッテル)がミスをしてくれたのが僕にとっては少しラッキーだった。でも僕らにはその少しの幸運を手に入れる資格があると思う。
ルイスとのアクシデントについてだけど、僕は後ろがほとんど見えず、ボーダフォンのロケットレッドがぼんやりと見えただけだった。でもそれは自分のリヤウイングかと思ったんだ。もちろんルイスのと同じカラーだからね。僕は左に動き、それはレーシングラインだったが、衝撃を感じた。これで僕らふたりのレースは終わりなのかと心配したよ。ルイスは僕がわざとしたのではないことは分かっている。僕も彼がわざとしたわけではないことを知っている。レースがリスタートする前に彼に話をし、すべて問題なくなった。
僕のレースエンジニアのデイブ(・ロブソン)を心から祝福したい。僕らが一緒に勝つのはこれが初めてだから、僕にとっても彼にとっても特別なリザルトだ。
これからこの瞬間を楽しみたい。久しぶりだっただけに、これ以上ないほど幸せだ。今はどうしても顔が笑顔になっちゃうよ!