ウイリアムズのルーベンス・バリチェロは、ESPNに対して、ハンガリーGPで危険な幅寄せを受けたミハエル・シューマッハーから直接謝罪を受けてないと語り、「特に残念とも思っていないけど」とコメントしている。
ハンガリーGPでは、10番手のバトルを展開していたバリチェロとシューマッハーだが、ストレートでオーバーテイクを仕掛けたバリチェロに大してシューマッハーが幅寄せ。危うくコンクリートウォールに押しつける形となった。このシューマッハーの姿勢が問題視され、ベルギーGPで10グリッドダウンのペナルティを受けていた。
シューマッハーは、この件についてレース直後は自身を肯定する立場をみせていたものの、後日自身のウェブサイト上でバリチェロに大して「彼に対する僕のアクションはやりすぎだった」と謝罪している。
しかし、ESPNのブラジル人レポーターからのこの件に関する質問に対して、バリチェロは「僕は(シューマッハーから)直接電話も受けていないよ」とまだ怒りは収まっていない様子を見せた。
「特に残念とも思っていないけどね。僕らは自分たちの道を進まなきゃならない。もちろん僕にも言いたい事はある。でも、黙っているんだ」
「フェラーリで一緒に過ごしていた時は、少しも敵意なんて無かったよ。結局お互いを傷つけることになるんだからね」