バーニー・エクレストンが提案している2012年F1カレンダーの変更案が明らかになった。すでに報道されているとおり、バーレーンGPは開幕戦からシーズン終盤に移され、トルコGPが含まれていない。また、日本GPは10月7日に変更になっている。
6月にFIAが発表した暫定カレンダーを大きく変更したカレンダー案を、エクレストンはハンガリーにおいてチームに提示した。
エクレストンの案によると、すでに報じられているように、国内の政情不安が今も懸念されるバーレーンGPは開幕戦ではなく11月に移動し、アブダビとの2週連続開催となっている。また、オースティンの気温の高さが心配されたアメリカGPも当初の6月から11月に移され、最終戦ブラジルとの連戦となった。また、5月のトルコGPは開催契約が締結されていないということで、カレンダーから脱落している。
エクレストン案ではオーストラリアGPが開幕戦を務めるが、日程は当初バーレーンGPが開催されるはずの3月11日ではなく、元々のオーストラリアGPの日時である3月18日が維持され、翌週末にマレーシアGPが開催される。中国GP、インドGPと開催された後に3週間のインターバルが設けられ、その後スペインGPでヨーロッパラウンドがスタートする。
日本GPは6月発表のカレンダーでは10月14日開催だったが、エクレストン案では10月7日となり、翌週の韓国GPと連戦となっている。
このカレンダー案は、チーム側が異議を唱えなければ、FIAの承認を受けた後、正式に決定する。