先日の若手ドライバーテストにマクラーレンから参加していたゲイリー・パフェットは、2010年についてこれまで通りチームに留まり、テスト&リザーブドライバーの役を引き続き行っていきたいと語った。
パフェットは2006年にウォーキングの一員になって以来、ベテランのペドロ・デ・ラ・ロサと共にチームにおけるテストドライバーの役割を担ってきた。しかし今季は厳しい規制によってテストを行うことが少なくなり、パフェット自身はこのままマクラーレンとの関係が終わってしまわないことを望んでいる。
マクラーレンは来季のドライバーに09王者のジェンソン・バトンを迎え入れることをすでに発表しており、チームはルイス・ハミルトンと並んでイギリス人コンビのラインナップを組むことになっている。パフェットはそこに自身も加わりイギリス人トリオになれればいいと考えている。
「イギリスのチームにおいてジェンソンとルイスのふたりと働けることはとても素晴らしい機会になる」とパフェットは地元のローカル紙に対してコメントしている。
「彼らについてはそれぞれ異なるタイプのドライバーであり、互いにどんな戦いを繰り広げるのかを語るのは難しい。ただ、ふたりはいずれもタイトルを獲得したプロフェッショナルなドライバーだから、いい戦いになるだろうね」とパフェットはふたりのドライバーを評価している。
メルセデスのもと03年からDTMに参戦し、05年にはタイトルを獲得した経験を持つパフェットは今季同シリーズをランキング2位で終えたが、来季以降もドイツのトップシリーズに居残ることになることを認めている。
「僕は自分のオプションを見守っている。しかし、DTMをもう一年戦うことが僕にとって最適だと感じている」とパフェット。
「今、F1のグリッドには多くの新規チームのシートがあるように見えるが、実際にシートを獲得するのは困難なことだろう。いくつかのメーカーが去ったことで、それと同じ数のドライバーが交渉しているからね」