1997年のF1王者のジャック・ビルヌーブが、今季から世界戦に昇格するラリークロス選手権に、アルバテック・レーシングからフル参戦することになった。ビルヌーブが駆るのは、600馬力を発生するスーパーカー部門のプジョー208。

 F1から引退した後は、ナスカー、ル・マン24時間、アンドロス・トロフィー・アイスレーシング、オーストラリアV8スーパーカーなどで活躍してきたビルヌーブだが、ラリークロスへの挑戦は始めて。

「アルバテック・レーシングからラリークロスの分野に挑戦することをとても楽しみにしているよ」とビルヌーブ。「アイスレーシングの経験があるから、600馬力4輪駆動のプジョー208で、グラベルやターマックが混在する路面をドリフトしながら走ると思うと、ワクワクするね。世界選手権の戦いをかき乱せるんだから、こんな絶好の機会を逃す手はないよ」

 アルバテック・レーシングは昨年からラリークロスへの参戦を始め、英国選手権の最終戦では総合優勝も獲得。ビルヌーブは既にフランスでチームとのテストを行った。

「フランスでのテストはとてもいい内容で、チームのクオリティ、特にエンジニアリング面に感銘を受けたね。F1時代を思い出すほどだよ」

 開催初年となる世界ラリークロス選手権には、2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグも、自身のチームからの参戦を表明しており、異種部門でのダブル世界タイトルを狙っていることを公言。F1でタイトルを獲得しているビルヌーブは大敵となりそうだ。

 このほか、プジョースポールも、世界シリーズの前身であるヨーロッパタイトルを14回獲得している名手、ケネス・ハンセン率いるハンセン・モータースポーツとタッグを組んで208 T16での参戦を表明しているが、ドライバーは発表が待たれている。

 世界ラリークロス選手権は、5月3−4日に開催されるポルトガル戦で開幕する。

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