フェラーリの今季F1マシンは速さでライバルたちより劣っているが、ピットストップの速さでは同チームがトップであることが分かった。
スペインのMarcaの報道としてmotorsport.comが伝えたところによると、2012年F1第3戦まででは、中国GPでのフェルナンド・アロンソの2.4秒のピットストップが最速であるということだ。
フェラーリのピットストップは、中国では他のトップチーム、メルセデス、マクラーレン、レッドブルより平均コンマ6秒速かったという。
Marcaによると、FIAはヘリウムを使用したエアガンを禁止、それによるロスは少なくともコンマ2秒におよぶとみられるが、フェラーリは2011年と比較するとピットストップの時間を短縮しているという。
「今年ほど接戦だと、そういった細かいところまで気を配ることが非常に重要だ」とアロンソはコメントしている。
「それによってポジションを上げてより多くのポイントを獲得でき、それがシーズン最後にものをいう可能性がある」
フェラーリのテストドライバー、マルク・ジェネは、今のフェラーリに欠けているのは、マシンの速さだけだと述べている。
「僕らのピットストップは最も優れており、戦略もおおむね成功しており、マシンの信頼性が高いということは注目に値する」とジェネはDiario Sport紙に対してコメントした。
「僕らに欠けているのは、予選と決勝の両方における、純粋なスピードだ」