フェラーリのステファノ・ドメニカリは、メルセデスとウイリアムズが自分たちよりも開幕の準備においてリードしていると認めた。
フェラーリは、合同テスト最終日にフェルナンド・アロンソが1分34秒280というチームのベストタイムを記録し3番手につけたが、その日トップにつけたルイス・ハミルトンと前日の3日目にバーレーンの最速タイムを記録したウイリアムズからはともに1秒近いギャップがある。
また彼らは、F14 Tのスピード不足に加え、信頼性にも問題を抱えており、チームプリンシパルのドメニカリは、ライバルに追いつくためにはやるべき仕事がまだまだあると語っている。
「我々は今回のセッションで約4000kmを走破したが、メルセデスは5000km近くを走っており、ウイリアムズもそれに近い距離だ。すなわち、我々以上に彼らの方がシーズン開幕の準備を整えているということだ」とドメニカリ。
「これが事実だから、我々はやるべき仕事が山ほどあることを理解してスタートしなければならない」
「ウイリアムズとメルセデスは非常にいいように見えるが、それは我々がこれまで目にしたものだ。我々には良いベースがあり、それを開発する必要があると思っている」
またドメニカリは、フェラーリが新しいパワーユニットから性能の限界を引き出す方法を完全には理解できていないと示唆。彼らのパワーユニットは、現時点でメルセデスのパッケージに遅れをとっていると考えられている。