ヨーロッパGPを前にした木曜、フェラーリのキミ・ライコネンは、バレンシアでもKERSを使用すると述べ、完璧にいけば表彰台争いをすることができるかもしれないと語った。

 フェラーリのモーターホームで、メディアからのインタビューに答え、ライコネンは次のように語った。
「僕らのパフォーマンスはサーキットのタイプやタイヤのタイプによって変化する。だから、予想をするのは難しいね。すべてを理想どおりに完璧に進められたら、表彰台を争えるかもしれない。でも、いつもと同様に、明日(金曜)のプラクティスが終わるまで待たないと、これ以上のことは分からないだろう。ここのコースはモナコやハンガリーと似ているところがあるから、僕らにはとても適した場所であるはずだ」

 F60の力は上向いてきているものの、ライコネンは、今季マシンの作業にばかり力を注ぐのではなく、来季のことを考えなければならないと述べた。
「このマシンを改善するためにやれるだけのことをやるよ。でも来年のことも考える必要があるから、このマシンにばかり集中することはできない」

 また、ライコネンは、今週末もフェラーリはKERSを使用することを明らかにした。
「今年はKERSはずっと役に立ってくれている。そうでなければ、使い続けたりはしないよ。まだ細かいデータはチェックしていないけれど、ここでもKERSは僕らの力になってくれるはずだ」

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