スペインGPの後に今年のF1に強い不満を表したレッドブルを、このレースで勝利を獲得したフェラーリが批判した。
スペインGPでレッドブルのセバスチャン・ベッテルは3回ストップを目指して走ったがうまく成功させることができず、結局4回ストップに切り替え、最終的に4位でフィニッシュした。
フェラーリのフェルナンド・アロンソは、最初から4回ストップを計画して走り、ベッテルに38.2秒差をつけて優勝を獲得した。
レッドブルのオーナー、ディートリッヒ・マテシッツは、今のF1はもはやレースではなくタイヤ管理の競争だと発言、強い不満を表した。
これを受けてフェラーリは、有名なコラム「ホース・ウィスパラー」の中で、以下のような文章を発表した。
「パッケージの力を最大限に引き出すこと目指して戦略を選んだにもかかわらず、その戦略を選んだことを恥じなければならないかのようだ」
「すべてのシミュレーション結果がその戦略が正しいと指し示し、金曜の時点からその選択が浮上していた。それなのに、別の選択をしてレース中に後悔した者と比べてなぜ恥じなければならないのか」
フェラーリはまた、2年前のスペインGPではベッテルは4回ストップで走って優勝していると指摘し、「変わりやすい天候が原因だったとしても、多くのピットストップを行うことで優勝するというケースは最近のみ見られるものではない」と記している。