スペイン バルセロナでの2016年第2回F1プレシーズンテストが3日目を迎え、キミ・ライコネンがフェラーリSF16-Hのテストを行った。

 3日の天候は晴れでドライコンディション。フェラーリは朝のインスタレーションラップでドライバーの安全性を高めるための“ハロ”システムの初テストを行った。その後午前中にソフト、スーパーソフト、ウルトラソフトタイヤのテストに取り組み、午後にはレースシミュレーションを問題なく走り切った。ライコネンは136周を走り、ウルトラソフトで記録した1分22秒765で12人中トップに立ち、開幕前の走行を締めくくった。

「テスト期間の中で一番うまくいった一日といってもいいんじゃないかな。走行を中断しなければならないような場面は、赤旗が出た時以外、一度もなかった」とライコネン。

「もっと速く走れたラップもあったと思うけれど、全体的に感触はよかったし、今日の流れには概ね満足している。もちろんいつだって改善の余地はあり、やるべきことはあるものだけど」

「何度も言っているように、僕は推測するのは好きではない。開幕戦メルボルンで僕らがどの位置にいるかを推測してみたって意味はない。いつもそうしているようにベストを尽くすだけだ」

「今朝はプロテクションデバイス“ハロ”を試した。通常走っている時と比べて、違いがほとんどなくて驚くほどだった。前方の視界は少し制限される程度だ。でもこれがこのデバイスの最終形になるわけではない。さらに改善の余地はある」

 F1は2017年に何らかのコクピット保護デバイスを導入することで合意しており、今のところメルセデスが考案した“ハロ”型が有力となっている。

 今回使用されたのはフェラーリが“ハロ”のアイデアを自身で解釈して作ったプロトタイプ。フェラーリのスポークスパーソンは「これは視界テストのためにフェラーリが暫定的に作った構造物です。最終的な構造はマシンの一部となり、もっと見栄えがよくなるものと期待しています」と述べたとSky Sportsが報じている。

 テスト最終日の4日にはセバスチャン・ベッテルもこのデバイスの評価を行う予定だ。

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