フェラーリがメルセデスが考案したダブルDRSシステムの開発を進めていると、ドイツメディアが報じている。
DRSと連動してウイングをストールさせ、直線スピードを向上させるメルセデスのシステムに関しては、違法ではないかとの声が当初上がっていたが、FIAがこれは合法であるとの裁定を下したため、ライバルたちが同様のシステムを開発するのかどうかに注目が集まっている。
ドイツのAuto Motor und Sport誌の報道としてmotorsport.comが伝えたところによると、先週のムジェロテストでフェラーリがアップグレードのテストを行った際、新しいリヤウイングも持ち込まれたが、新ウイングにはあまり変化が見られなかったという。同誌は、このウイングは最終的にはこれからデビューさせるフロントウイングと共にダブルDRSに対応するとのうわさがあると報じている。
「それ(ウイング)は新しいディフューザーやノーズと共にバルセロナでデビューする」とAuto Motor und Sportは記している。
これが事実であれば、フェラーリは、メルセデスにならってダブルDRSを採用する初めてのチームになる。