フォーミュラワン・チームズ・アソシエーション(FOTA)のメンバーたちが6日に会合を開き、今後の方向性について話し合いを行うことになった。数日前にフェラーリとレッドブル・レーシングがFOTAからの脱退を発表した。
リソース・リストリクション・アグリーメント(RRA)に関して意見がまとまらないなか、フェラーリとレッドブルはFOTA脱退を決めた。両者が正式に脱退するのは2月初めとなる。主要チームの脱退によりFOTAの存続が懸念されているが、FOTAの関係者によると、彼らは今後についてポジティブに考えているということだ。
FOTAメンバーのあるチームプリンシパルは、フェラーリとレッドブルの離脱によってFOTAの活動がやりやすくなると述べた。
「今まではチームが互いにいざこざを起こし、物事が常に妨害され、長い間困難な状況にあったが、今後はポジティブな決定を下しやすくなるだろう」
「会合の後、我々の状況がどうなるのか、見てみよう」
メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデントのノルベルト・ハウグは、「FOTAが存在することは間違いなく重要なことだ」と述べている。
フェラーリとレッドブルの離脱の原因はRRAであるとみられているものの、両者ともにコスト制限の対策には今後も取り組んでいくと述べている。フェラーリ、レッドブル、メルセデスおよびマクラーレンは、2週間のうちにRRAの問題点の解決法について話し合いを行うものとみられている。