先日の発表を受けてプロドライブの首脳陣が語ったところによると、今シーズンの全戦には出場しない考えのようだ。

 ワークスチームとしての立場をWRCチームMINIポルトガルに譲ったプロドライブは、全戦への参加義務が消滅。参戦数を絞ることで浮いた経費を開発予算にまわし、さらなるマシン性能の向上を図る考えだという。

 先日FIAから出されたリリースではWRCチームとしての登録はしていないが、3月27日のリミットまでに出場する7戦を決定し、WRCチームに名を連ねる可能性が高いという。
 この7戦にはすでに出場したモンテカルロ、現在出場しているスウェーデン、第3戦のメキシコが含まれるとされ、さらにもう1戦ヨーロッパ圏外でのイベントにも出場する予定だという。

 となると考えられるのはアルゼンチンかニュージーランドだが、メキシコと開催時期の近いアルゼンチンに出場する可能性が高そうだ。
 イベント(と予算)によっては2カー体制での参戦もありうるとし、2台目をクリス・ミークがドライブする可能性もあるという。

 当初の予定では3月1日付けで新規ホモロゲーションを取得し、第3戦メキシコで改良バージョンを投入するはずだったが、これを第4戦のポルトガル以降に先延ばしすることも検討されている。また、メキシコでのドライバーはダニ・ソルドではなく、現地ドライバーのみでの出場となる可能性が高い。

 BMWとしては、パウロ・ノブレの豊富な資金力をもつモータースポーツイタリアが2台を選手権に参戦させ、全戦参戦義務がなくなり予算に余裕ができたプロドライブに開発を進めさせるという、うまい落としどころを見つけたと言えるだろう。

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