3日、ヘレスでの若手ドライバーテストが3日目最終日を迎えた。この日は16人のドライバーが参加、その中でトップタイムをマークしたのはレッドブル・レーシングから参加したダニエル・リチャルドだった。
この日は一時小雨が降り、走行時間が削られたものの、レッドブルは来季に向けた空力テストなどすべてのプログラムを完了した。リチャルドは1分17秒418という、今年のヘレスでの最速タイムをマークして、この日のトップに立った。
フォース・インディアは引き続きポール・ディ・レスタとJ.R.ヒルデブランドを走らせ、ディ・レスタは2位、ヒルデブランドは10番手となっている。
3番手にはマクラーレンのゲイリー・パフェットが入った。マクラーレンからはオリバー・ターベイも参加、ターベイは7番手だった。
ブラウンGPからはマイク・コンウェイとマーカス・エリクソンが参加、セッティング評価の作業に取り組んだ。コンウェイは午前中に77周を走行し4番手、エリクソンは午後に49周を走行して8番手タイムをマークしている。
ウイリアムズからF1デビューを果たすニコ・フルケンベルグはこの日、5番手。BMWザウバーは、フォーミュラ・ルノーのチャンピオンで、今回のテスト初日にはルノーチームで走行を行ったベルトラン・バゲットを起用した。バゲットはマシンに慣れるところからスタートし、午後には空力のテストに取り組み、6番手タイムをマークした。
ルノーは、ルーカス・ディ・グラッシとタン・ホー・ピンを引き続き起用。サードドライバーのディ・グラッシは123周を走りこみ、テクニカルプログラムに取り組み、9番手。タンは路面が湿った状態で数周を走行するにとどまり、最下位16番手となっている。
フェラーリはイタリアF3選手権ランキングトップ3のドライバーを走らせ、パブロ・サンチェス・ロペス、ダニエル・ザンピエーリ、マルコ・ジポリがそれぞれ11、12、13番手に続いた。
トロロッソからはブレンドン・ハートレーとミルコ・ボルトロッティが参加。午後に走行したハートレーが14番手、午前中に走行したボルトロッティが15番手に続いている。