レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは、RB8のアップデートバージョンをバルセロナテスト最終日に初めて走らせたものの、トラブルが相次ぎ、満足いく周回数を走りこむことができなかった。
レッドブルは土曜にエキゾーストシステムやフロントウイングなど最新アップデートを持ち込み、マーク・ウエーバーがテスト、翌日にベッテルがマシンを引き継いだ。しかしギヤボックストラブルが発生、コースオフした際にフロントウイングにダメージを負うなどして、ベッテルの走行は23周にとどまり、タイムはこの日の最下位だった。
「午前中に問題があった」とベッテルが説明したとSky Sportsが報じている。
「コースオフしてフロントウイングを壊し、ピットに戻らなければならなかった。復帰できるまでかなり時間がかかり、その後、ランチ前にはギヤボックストラブルが起こった。混乱した1日だった」
「その後も建設的なことはあまりできなかった。今の段階でアップデートの評価をするのは適切ではない。今日はあまり走れなかったからね。でも昨日はかなり前進できてマークにとっていい一日だったようだ」
しかしベッテルはシーズン開幕に向けてポジティブに考えている。
「テストではいろいろなことを試したいけど、その時の状況を受け入れなければならない。毎年10点満点というのは無理だ。何かが壊れたり、予防的に止まったりしなければならないことがあるからね」
「でも全体的に見て、今回の僕らの作業の進行具合にはかなり満足していいと思う」