2011年F1オーストラリアGPの日曜決勝で、レッドブル・レーシングのセバスチャン・ベッテルは1位、マーク・ウエーバーは5位でフィニッシュした。

■レッドブル・レーシング
セバスチャン・ベッテル　決勝1位
　すごく嬉しい。最高の週末になった。決勝で乗ったマシンはすごくよかった。いいレースだったね。終盤には状況が少し落ち着いた。ルイス（・ハミルトン）はあまりプッシュしてこなかったから、レースの終盤は状況をコントロールして走った。
　今日は楽なレースだったわけではない。スタートが重要だったが、コースのクリーンな側だったのですごくうまく発進することができた。それで十分なのかどうか分からなかったけれど、その後ルイスとマークがポジション争いをしているのを知った。1周目にギャップを築き、ファーストスティントの間にギャップを保つことを心がけた。タイヤがだめになった時、ルイスが追いついてきたので、ピットインした。正しいタイミングだったと思う。あれ以上走り続けることはできなかった。最初のピットストップの後は、ジェンソンを抜くことが重要で、それをやり遂げた。あれは重要だった。セカンドスティントではルイスの後ろの状況は分からなかった。彼がプレッシャーをかけられているのかどうか、分からなかったんだ。でもレース終盤には僕は状況をコントロールできるようになった。
　今日はたくさんのことを学んだ。長い冬を過ごした後にここに来て、いいペースで走れて嬉しかった。

マーク・ウエーバー　決勝5位
　今日の僕は速くなかった。昨日の予選もそうだった。理由を理解する必要がある。今日はこれ以上できることはあまりなかった。ピットストップでフェルナンド（・アロンソ）に前に出られてしまった。あれが決定的だった。すごくフラストレーションがたまった。
　セブはすごいレースをし、マシンの力を引き出していた。でも僕はいつもと違って、トップに匹敵するリズムで走ることができなかった。上位勢についていくポテンシャルがあるはずなのに、今日はずっと後方でフィニッシュすることになった。タフなレースだった。全力でプッシュしたけれど、挽回できなかった。決勝順位でこんなに後れをとるなんて、めったにないことだ。でも冷静になろう。まだ開幕戦だ。マレーシアを楽しみにしている。明日にでもレースがあればいいのに。今日はセバスチャンとは違うレースをし、違うことをしなければならなかった。彼よりもずっと早くタイヤがだめになった。原因を突き止める必要がある。