F1第11戦ハンガリーGPの公式予選は、レッドブルのセバスチャン・ベッテルが今季8回目となるポールポジションを獲得した。
予選最後のQ3には、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスの上位8台が順当に進出。さらに前戦ドイツでもQ3に進んだフォース・インディアのエイドリアン・スーティル、そしてザウバーのルーキー、セルジオ・ペレスが10番手タイムで今季2回目となるQ3に駒を進めた。
ポールポジションを決する争いでは、最初のアタックでマクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークするも、セッション終盤のセカンドランでベッテルが1分19秒815をマークしてトップタイムを更新。これでトップの座を奪われたハミルトンも再びセカンドランでアタックをかけたが、最終セクションでわずかにミスを冒しタイム更新ならず2番手のまま。結果、ベッテルが今季8回目、通算では23回目となるポールを決めた。
マクラーレンは1回目のアタックで4番手だったジェンソン・バトンがフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)を上回り3番手を獲得。ライバルにポジションを奪われたアロンソはフェリペ・マッサにも先行され、今季ワーストタイの5番手。逆にマッサは予選で今季初めてチームメイトの前に出た。
レッドブルのウエーバーは6番手に沈み、以下ニコ・ロズベルグ、スーティル、ミハエル・シューマッハーの順に。
また、ザウバーのペレスはコースインこそしたものの、Q3ではタイムアタックをせずに10番グリッドとなった。なお、チームメイトの小林可夢偉は予選Q2で13番手に終わっている。