ホンダの米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは11日、1月にデトロイトで行われる2012年北米国際自動車ショーに、スーパースポーツ『アキュラ・NSXコンセプト』を出展すると明らかにした。
ホンダNSXは、1990年にホンダが発売したスーパースポーツで、モータースポーツ界でも1995年ル・マン24時間でクラス優勝を果たしたほか、1996年から全日本GT選手権、スーパーGTに長年参戦。2009年まで活躍し、無限×童夢が手がけたNSX-GTは106戦でポールポジション50回、37勝を挙げた。
市販のNSXについては、2005年12月まで生産され、その後後継モデルとなるスポーツカーを開発するとされていたが、これまでその姿は公開されていなかった。
1月の北米国際自動車ショーで展示されるスーパースポーツ『アキュラ・NSXコンセプト』は、ホンダによれば「優れた走行性能と環境技術などをバランス良く融合した、次世代のスーパースポーツのデザインの方向性を示すモデル」だという。
このコンセプトモデルとNSXについて、「1990年に初代NSXが誕生して以来、世界中で愛され続けているスポーツカーのフラッグシップモデルの名前とDNAを受け継ぎ、お客様のニーズと技術の進化に合わせた次世代のスーパースポーツとして開発を行っています」とホンダはプレスリリースで説明した。
北米ショーでホンダは、その他にも3つのタイプのパワートレインをもつ新型コンパクトセダン『アキュラILXコンセプト(北米仕様)』、『アキュラRDX(北米仕様)』プロトタイプ、『ホンダ・アコードクーペ』を展示するという。