マクラーレンは14日、イギリスのシルバーストン・サーキットでホンダのパワーユニットを搭載したテストカー『MP4-29H』のシェイクダウンを行った。
2015年の復活に向け、ホンダとマクラーレンのチャレンジが新たなスタートを切った。この日、快晴に迎えられたシルバーストンでホンダのパワーユニットを載せたマクラーレンのテストカー『MP4-29H』が、テスト兼リザーブドライバーであるオリバー・ターベイのドライブにより、無事トラックデビューを果たした。
この日の走行は、撮影用のフィルミングデーを利用して行われ、タイヤもデモ走行用のものを使用。走行距離は100kmまでと制限されている。しかし、今回用意された暫定テストカーのMP4-29Hは、ホンダの新V6ハイブリッド・ターボが発するさまざまなデータを最大限に収集できるようモディファイ。カラーリングこそ、今シーズン走らせているMP4-29を踏襲しているが、エンジンカバーには、はっきりと『HONDA』の文字が記されている。
サーキットには、マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエの姿もあるほか、チームのテスト兼リザーブドライバーで、今季GP2で活躍しているストフェル・バンドーンも登場。彼は、1988年にアイルトン・セナとアラン・プロストがドライブし、全16戦中15勝を挙げたマクラーレン・ホンダMP4/4に乗り込む姿も自身のSNSに投稿している。
11/14(金)、シルバーストン・サーキットで、McLaren Honda(マクラーレン・ホンダ)が初走行。新たなスタートへ。HondaのF1チャレンジにご期待ください。 #F1_Honda pic.twitter.com/gtsNtEA2gP
— Honda 本田技研工業(株) (@HondaJP) 2014, 11月 14
Feel honoured to be trusted by @McLarenF1 with this historic moment of being the first to drive the new Honda power #McLaren #F1 #Honda
— Oliver Turvey (@OliverTurvey) 2014, 11月 14