鈴鹿での母国レースをスタートシステムのトラブルで失ってしまった小林可夢偉。チームボスのペーター・ザウバーも彼に同情している。
可夢偉は、F1日本GPの予選で自己最高位となる7番グリッドを獲得し、ファンの大きな期待を背に日曜の決勝レースを迎えた。しかし、可夢偉のマシンはスタートでエンジンストールを防ぐアンチストールシステムが作動してしまい、出遅れた可夢偉は1コーナーまでに5つもポジションを落として、結局13位でフィニッシュした。
「スタートでクラッチをリリースしたら、マシンが突然アンチストールモードに入ってしまい、あっという間にポジションを5つ落とした」と可夢偉はレース後のプレスリリースで述べている。
これについて、チーム代表のペーター・ザウバーも、「可夢偉がホームグランプリでいい結果を出すことをチームの誰もが願っていた」とコメント。「彼は予選で力強いパフォーマンスを見せ、それに値するものを得た。だが、スタートがうまくいかなかった。彼は多くのポジションを失ったし、アグレッシブな戦略も結果としてはうまくいかなかった」