来季、ル・マン24時間耐久レースを含むWEC世界耐久選手権に参戦予定のポルシェが、27日からイタリアのモンツァでサーキットを貸し切り、シークレットテストを行っている。
前日の26日から、モンツァは厳しいセキュリティが敷かれており、パドックは完全にシャットアウト。ただ、モンツァ周辺は広大なヴァッレ・ランブロ公園やゴルフ場に囲まれているため、地元に詳しい者ならコース脇にたどりつくことは可能。
イタリア人メディア関係者によれば、26日には2005年〜08年とペンスキー・レーシングからアメリカン・ル・マン・シリーズに参戦したLMP2用のポルシェRSスパイダーが走行。当時と同様のDHLカラーの7号車に、ピンク色のテープでモザイク模様が晴られたマシンが周回を重ねたという。
翌27日は、新LMP1のテストが予定されていたが、降り続く雨のため3周ほどゆっくりとした走行をしたのみ。新LMP1は発表時同様の白と黒のモザイク模様だったが、RSスパイダー同様ピンク色のテープが貼られているのが確認された。
このポルシェのシークレットテストは水曜日まで引き続き行われるという情報も入っている。