ポルシェは、スイス人ドライバーのニール・ジャニが、2014年から同社のLMP1プロジェクトに加わることを明らかにした。
F1のトロロッソでテストドライバーを務めた経験を持つジャニは、2009年からレベリオン・レーシングでル・マン24時間に参戦するなど、近年はスポーツカーレースを舞台に戦っている。
今年30歳を迎えるジャニは、2014年にデビューをするポルシェの新LMP1マシンを、ティモ・ベルンハルトおよびロマン・デュマと共にドライブすることになる。
ポルシェは、ジャニの契約が「複数年」にまたがるだろうと述べている。
「ポルシェでスポーツカーの世界耐久性選手権WECと、ル・マン24時間を戦えるなんて本当に夢のようだ」とジャニ。
「ポルシェはスポーツカーレーシングにおいて、他のどのモデルとも比較にならない。今、こうしてポルシェのファクトリーチームの一員になれたことを誇りに思っている。目標はル・マン24時間に勝ち、ポルシェでWECのタイトルを獲得することだ」
同社のLMP1プロジェクトを率いるフランツ・エンジンガーは、ジャニを高く評価している。
「ニールは、我々ポルシェのモータースポーツファミリーに非常にフィットする存在だ」
「彼は信じられないほど速い。ル・マン24時間と同様に、国際的な長距離レースにおいても豊富な経験を持っているし、真のチームプレーヤーでもある」
ジャニは7月1日からポルシェのドライバーとなるが、今季予定しているレベリオンでのALMS(アメリカン・ル・マン・シリーズ)とWECプログラムは最後まで続けることになっている。