マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエが、この数戦を見れば同チームが低迷から抜け出しつつあるのは明らかであり、来季に向け勢いを取り戻したと語った。

 2013年にF1コンストラクターズ選手権5位に終わったマクラーレンは、今年も最終戦を前にランキング5位に位置している。開幕戦で2位、3位を獲得した後、表彰台のないマクラーレンだが、ブラジルGPでジェンソン・バトンは予選5位、決勝4位という結果を出した。

「4位という結果にも、マシンのペースにも満足だ。我々はレッドブルやフェラーリよりも速い。ペースが向上しているのは明らかだ」とブーリエ。

「オースティンはソチやここ(ブラジル)と比べると明らかな改善が見られなかったが、速さに関して上位との差が縮まっているのは確かだ」
「まだ十分ではないが、少なくとも勢いは取り戻した」
「スパイラルは下方ではなく再び上方に向かっている」

 マクラーレンはアブダビに、新チーフエンジニアのピーター・プロドロモウ主導の新たな空力コンセプトを反映した大きなアップグレードを導入することを予定している。

「夏以降持ち込んでいる開発物はすべて来年のマシンに応用できるものだ。実際に走らせるために全体のコンセプトへの取り組みを懸命に推し進めてきた」とブーリエは述べている。

「今年はマシンの改善を進めることができた。それはとてもいいことだし、今年学んだことが来年のマシンの役に立つという意味でもよかった」

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