マクラーレンのチームプリンシパル、マーティン・ウィットマーシュは、ピットストップでトラブルが続いたバーレーンGPの後、問題が再発しないよう徹底的に調査を行うと語った。一方で、ミスにかかわったクルーを責めたりはしないとウィットマーシュは述べている。

 中国GPではジェンソン・バトンの最後のピットストップに時間がかかり、バトンは首位のニコ・ロズベルグに戦いを挑むことができなかった。
 バーレーンGPではルイス・ハミルトンは2回のピットストップで問題に見舞われ、2番グリッドからスタートしながら8位で終わった。1回目のピットストップではホイールナットペグがリムの穴に適切にエンゲージせず、2回目のピットストップではナットがうまく締まらなかった。

 チームは、問題が起きた2回のピット作業にかかわった左リヤ担当のホイールガンマンを最後のピットストップでは外した。しかしウィットマーシュはそのクルーを責めるつもりはないと述べている。
「たくさんの要素を改めて調査する予定だが、彼個人を批判するつもりはない」
「彼はひどく落ち込んでいる。そういうときに彼をサポートするのが我々の仕事だ」
「まず言いたいのは、我々のようなチームでガンマンに志願するような男は勇敢な人間だ。だからこそ私は彼と話をしてきた。今彼がどれだけ自分を厳しく責めているか分かるからだ」
「彼らはメカニックの一員であり、余分な手当てをもらっているわけではない。自ら最前線に立ち、とてつもないプレッシャーに身をさらしている。だから私は彼らを全力で守る。彼らはそれに値する仕事をしているのだ」
「しかし器具の検査を行い、プロセスのチェックをし、アプローチの見直しを行う必要はある」

 ハミルトンは、このレースで8位に沈んだことで選手権首位の座を失ったため、ピットストップの問題には失望を表している。
「何がどうなったのは分からないけど、2回目の時には問題が起こらないことを願っていた」とハミルトン。
「ピットストップが成功することを願っていた。なのに、前のピットストップより時間がかかったということはないにしても、全く同じことが起きた」
「今日はライバルに対して大きな後れをとった。それでもいくつかポイントは獲れたから、満足しなければならないけど」
「(ピットストップの問題について)調査が必要だ。今日は大量のポイントを失い、それによって選手権争いにおいても遅れてしまった。次戦に向けて確実に問題を理解しなければならない。今日のように大量にポイントを失っている余裕はない」

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