昨年マクラーレンからF1に参戦し、今季はマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務めるケビン・マグヌッセンが、6月のル・マン24時間に、父ヤン・マグヌッセンとともに参戦することを望んでいたことを明かした。

 マグヌッセンは2014年にジェンソン・バトンのチームメイトとしてマクラーレンからF1デビュー。ただ、今季はフェルナンド・アロンソがチームに加入したため、マグヌッセンはリザーブドライバーになることが決まった。

 その後ケビンは、元F1ドライバーでコルベット・レーシングのワークスドライバーである父ヤン・マグヌッセンと、6月のル・マン24時間に参戦する可能性を探ったという。ただ、シート模索には少々タイミングが遅く、実現には至らなかった。

「父にコルベット・レーシングのシートの可能性があるかどうかを聞いたんだ」とバルセロナテスト初日に明かしたケビン。

「父のチームメイトになって、ル・マン24時間のクラス優勝を狙うのはすごくクールだと思ったんだ。だけど、すでにチームは今季のル・マンに出場するすべてのドライバーとサインしてしまっていたんだ」

「だから今年は残念ながら実現しなかったんだ。今年はいいチャンスだったんだけどね。父にはあと15年くらい頑張ってもらわないと」

 一方ケビンは、マノー・マルシャF1がエントリーを認められF1のシートにふたつ空席ができたことについて、マノー・マルシャがエントリーするとは思っていなかったと明かした。

「完全に可能性が無いというのは間違ってるとは思うよ。でも、僕が探っていた可能性とは違う。僕は彼らとは話をしていないんだ」とケビン。

「僕たちはすべてにおいて検討しているけど、F1に戻るには何がベストなのかはまだ分からないんだ。そして、F1でレースをしないことが決まってからたくさんの道がすでに閉ざされていた。オプションはかなり閉ざされてる。F1に戻るために何か他のレースに出ることが正しいのかは僕にも本当に分からない」

「ベストはレーシングカーをドライブして、シャープにレースを戦うことだ」

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