フェラーリのフェリペ・マッサとザウバーのエステバン・グティエレスにグリッド降格のペナルティが科されることになった。
ふたりのドライバーは、スペインGPの予選中に他車の進路を妨害したとしてスチュワードの審議にかけられていたが、その結果、ふたりは3グリッドの降格処分を受けることになった。
予選を15番手で終えたグティエレスは、予選Q2の最終コーナーでロータスのキミ・ライコネンをブロックしてしまった。また、Q3に進出しグリッド6番手を獲得したフェラーリのマッサは、同じくQ2でレッドブルのマーク・ウエーバーのレーシングラインを塞いでしまった。
「僕はコーナーの内側に寄って、彼と交錯しないようにしたんだ」とマッサは、この時十分な対応を取ったと主張している。
これに対しウエーバーも、マッサが故意にブロックしたとは考えていないようだ。
「残念だ。けれど、フェリペが故意にやったとは思っていない。おそらく、彼のマシンは無線の調子が悪かったんだろう」
フェルナンド・アロンソの隣、6番グリッドに並ぶ予定だったマッサは、これで4列目9番グリッドに降格することになり、7番手以下のロメイン・グロージャン、ウエーバー、セルジオ・ペレスのポジションをひとつずつアップ。グティエレスは19番手スタートとなる。
